トヨタ86、スバルBRZ用ナックルアダプターです。

ノーマルナックルの一般公道走行用に設計されたアライメント変化・切れ角・切れ方・アッカーマンアングル比をサーキット専用に特化させる為、 ナックルの主要部分であるキングピン位置からタイロッドエンド取り付け位置までを削り取り、専用ナックルアダプターをはめ込みできるようにしました。

ノーマルナックルではサスペンションセッティングを突き詰めてもタイヤの摩耗・熱ダレ等により極端なフロントグリップの低下を生じます。 その理由はノーマルナックルの構造上どうしようもない部分なのです。

コーナリングのターンインはキャンバー等アライメント変化・サスペンションセッティングで対処できますが、 コーナリング中盤から脱出にかけてはノーマルナックルの構造・特性上、アンダー傾向から抜け出す事が出来ません。 リアグリップを下げても、テールスライドが起こりながらもフロントはアンダー傾向になります。

ＺＮ６/ＺＣ６用ナックルアダプターＴｙｐｅ－ＴＡは、車の性格ともいうべき特性を根本から変える目的で製作致しました。

はめ込むナックルアダプターは、サーキットでの操作に特化させたアライメント変化・切れ角・切れ方を設定した削り出し品となります。 速く走る事だけを目的としフロントタイヤの最大グリップ・舵角を付けた時の抵抗の少なさを求めました。 これによりフロントのメカニカルグリップは大幅に変化します。

ハンドリング向上

ノーマルナックルとは比べ物にならないレスポンスになります。舵角の付くスピードが早いだけでは無くフロントタイヤのグリップを感じながらハンドルを切る事が出来ます。

フロントグリップ増加

メカニカルな部分での「グリップが抜ける」事を切れ方・切れ角を変える事で防止しています。舵角に応じた素直なグリップ力の変化になりますのでコーナリング中のアンダーステアが大幅に減少します。

フロントのグリップ向上により、フロント軸での旋回も出来るようになります。 空力パーツが無い車両では、リアグリップを確保するのが難しくなるくらいです。 前後サスペンションは大幅にセット変更が必要になります。
（GTウイング等空力パーツは推奨します）